ドメーヌ・デ・マジェス

面積

3Ha

ストーリー

屋号であるマジェスは、ドメーヌがある場所について書かれた19世紀のオック語の詩に由来しています。トマはワインに加えて、オーガニックオリーブオイル、ヒマワリオイル、ピーチネクター、アップルジュース、アーモンドも生産しています。

彼はニーム北部の出身で、家族が1652年からブドウ畑を所有していました。
生産者になる前は音響や映像、映画の勉強をしつつ、cave cooperativeと呼ばれるワインの農協で働いていました。ナチュラルワインとの出会いはラングロールのエリックの元で初めて収穫を行ったことがきっかけでした。エリックとは6年間共に過ごし、その後希望であった音響と映像の仕事を見つけて9年間働きましたが、ナチュラルワインの見本市にはずっと顔を出していたと言います。
そしてついには映像の仕事に飽きて、地元に戻り自分のドメーヌを始めるに至りました。

2016年から少量生産をはじめ、2019年にワインの商品化を開始しました。
また、2018年からサンソー、ムールヴェードル、シラーなどのブドウの木を植えています。最初のキュヴェ”ハイビスカス”は、1,000本のボトルになりましたが、彼はそれを販売せず、代わりにさまざまなサービスと引き換える取引アイテムとして使用しました。
2020年からは父親から残りの土地をすべて引き継ぎ、3つのキュヴェを生産しました。それに加えてオリーブ、アプリコット、ヒマワリ、ヒトツブコムギを育て始めました。2021年には7つのキュヴェ、9,000本の生産量になっています。

農業

トマは草花で生い茂った自然と共存したブドウ畑が好きです。畑は小さなトラクターを使って耕しますが、ブドウの木の手入れはすべて自然農法です。 

1950年代のプレスを使用し、6〜7時間かけてゆっくりプレスを行っています。現在は古い住居にある小さな地下室で働いていますが、近所でもっと広い敷地を探しています。

アド・ヴィヌムのセバスチャンともすごく近い友達で、お互い助け合いながらブドウを育てています。

ワイン造り

醸造は無添加で、亜硫酸塩の添加、清澄、ろ過は行いません。

熟成は、キュヴェによって古樽とタンクを使い分けます。

友人のセバスチャン(アド・ヴィヌム)やヴァランタン・バルスのように、しばしば赤ワインにダイレクトプレスしたジュースを加えることがあります。

収穫の10日前に3ケースのブドウを発酵させる「ピエ・ド・キューブ(種酵母)」と呼ばれるテクニックでベースとなるジュースを使用して、自然酵母により迅速に発酵を促します。

収穫後は一晩待ってからすべてが問題ないかどうかを確認します。問題がない場合は、タンクに酵母を追加します。3年前から実践しているトマのポリシーです。

ワイン生産者として歩みはじめた早い段階で一緒に働いていたワイン醸造家からこのテクニックを学びました。

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